大阪・京阪電鉄高架下倉庫街。
早朝6時、ようやく夜が明け、少しずつ眠りから覚めつつあるそんな時間。
立ち並ぶ倉庫の中で一軒だけ、シャッターが半開きになっている。
まだ歩く人もいない時間で、付近は静寂感につつまれているが、そこだけは違った。
シャッターの奥から複数の男たち(女性も数名いた)のうめき声が聞こえてくる。
倉庫の中に入ると、雑然と並んだトレーニングマシンの数々。
無造作に置かれたダンベルやプレートの数々。
空調もなければ、シャワーもない。お世辞にもきれいとは言えない乱雑さ。
乱立するマシンは複雑に入り組んでいて、場所によっては歩くのもままならない。
快適さとは無縁のこの空間であるが、どこか懐かしさを感じ、筋トレに励む猛者達を目の前にすると、言いしれぬ胸の高まりが襲ってきた。
世はゴールドジムや大手スポーツクラブ活況の時代。
看板のないこのジムに飛び込みで訪れる人はいない。ほとんどすべてが口コミ。
つまり人が人を呼んで、段々と人数も多くなっていった。
それだけに、メンバー間の仲間意識はとても強い。
早朝の気合った時間に集まり、行うトレーニングはヘビーデューティー。
短時間で集中的に済ませて、各自そのまま仕事場へ向かう。
雨の日も、風の日も、暑い夏の日も、極寒の冬も、いつでも高架下には朝からうめき声が響き渡る。
このジムの正体は・・・
Nautilus、Galaxy、Life Fitness、IVANKO、UNIVERSALなど欧米の有名ブランドの
”レア” で ”レトロ” なトレーニングマシーンショールーム ”STRONG DEPOT”
現物を『見て』『触れて』『体感して』納得のいく本物のマシーン選びが可能