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脂肪は体脂肪になりやすい?脂肪の蓄積を抑える方法とは?



脂肪は、体重に注意している人から忌み嫌われています。炭水化物やタンパク質と比較した時、同じグラムでも2倍のカロリーがあるからです。

食事から取る脂肪が増えるにつれアメリカが肥満大国になってきたために、食物や栄養を研究している人々は、高脂肪食は体重を増やす、という結論に到達しました。

アメリカ人の脂肪摂取が増え、高脂肪食が体重を増やすというのは本当ですが、それと同時に、精製されて食物繊維の少ない食物、それに砂糖の多い食物の摂取が増えてきたというのも重要な点です。

それに、私たちの消費するカロリーは少なくなっています。今日の仕事の多くは、机に座ってコンピューターを使うというものです。しかし、昔はより肉体を使う、つまりカロリーを使うようなものでした。

ですから、脂肪の多い食物を好むから国全体が太ってきた、という意見には賛成しますが、他の要素が見過ごされていると思います。私たちの活動量は減り、精製され、食物繊維を含まない炭水化物食品を選択しているのです。


食事から取った脂肪が体に入ると、エネルギーとして使われ、余分は効率よく脂肪に蓄えられます。ここで思い返してほしいのは、こちらで、なぜ私が何もしなくても一日1800カロリー必要かを説明したことです。

これによると、私は一時間にたった75カロリーしか必要ないということになります(1800を24で割る)。また、体は休んでいる時、脂肪を主にエネルギーとして使うということも思い出してください。

脂肪は主なエネルギー源でもあり、カロリーとともに体に蓄積されやすいものでもあるのです。多すぎる脂肪とカロリーが体に入った時、余分が蓄積されるのです。

脂肪が体に入ると、それは2つの構成要素に分解されます。脂肪酸とグリセロールです。脂肪酸は筋肉にエネルギーを与え、グリセロールはグルコースに再生成されることができます。

このグルコースは、炭水化物からのグルコースと同じように、血液によって使われます。また、それは脳によっても使われます。脳は、そのエネルギーをグルコースに頼っているからです。

体が脂肪をエネルギーとして必要としない場合、それは脂肪酸とグリセロールを一緒に戻し、体脂肪として蓄えます。

炭水化物は、同じカロリーなら、脂肪に比べて体脂肪として蓄積されにくい傾向にあると考えられています。これは本当です。なぜなら、炭水化物が余分に摂取されると、それはまずグリセロールをつくらなければならないからです。

グリセロールは、脂肪酸と一緒になって脂肪をつくります。この“新しくできた脂肪”が、体脂肪として蓄えられるのです。食事から取る脂肪は、すでに脂肪のかたちをしていますから(3つの脂肪酸とグリセロール)、余分なカロリーが摂取されると、体はすぐにそれを蓄えるわけです。

炭水化物はまた、脂肪よりもすぐれた熱効果があり、体に利用可能なカロリーが残る分少ないのです。
 

飽和指肪はダイエットの敵




食事から取る脂肪は、大きく分けて2つの種類があります。飽和脂肪は室温では固体で、不飽和脂肪は室温では液体です。

すべての動物性脂肪は、たとえば牛肉や鶏肉、卵や乳製品(それが無脂肪でなければ)に含まれている脂肪は、飽和脂肪です。飽和脂肪は、過剰に摂取されると、循環器系にマイナスの影響を与えることになります。

飽和脂肪は動脈に血栓をつくることがあり、その結果、心臓が全身に血液を送り出すために過度に働かなくてはならなくなります。

それはまた、血液の粘度を高め、シロップのようにするので、血液が内臓や組織のすみずみまで行きわたることが困難になります。さらに、飽和脂肪酸は、筋肉組織の外側の細胞にダメージを与えることがあります。

その他細胞にダメージを与える可能性のあるものとしては、

ストレス
アルコール
喫煙
ドラッグ使用
過剰な体脂肪
運動不足
食物繊維の不足
砂糖の多い食事
精製された炭水化物の多い食事

これらすべての要素が、細胞のグルコース利用能力にダメージを与える可能性があります。細胞がグルコースをエネルギーとして使うのに抵抗するようになると、体は血液中のグ、ルコースを筋肉組織に押し込もうとすることで適応します。

どうするかというと、より多くのインスリンを分泌することで、それを行うのです。筋肉細胞と脂肪細胞の両方にインスリンの受容器官があります。

筋肉細胞がインスリンに対してそれほど敏感でなくなった場合(今述べたような要因によって)、脂肪細胞の受容器官はより敏感になります。筋肉細胞にグルコースを送り込もうと試みても、それが頑固で、インスリンに対して抵抗する場合、休はより多くのインスリンを分泌します。

しかし、インスリンの値が高いと、いくらかのグルコースは、脂肪細胞に送られる傾向があります。筋肉細胞がインスリンに対して頑固になるのと比例して、脂肪細胞がインスリンに対して敏感になるのです。

結果をいえば、脂肪がより蓄積されやすくなるということです(図1参照)。

 

脂肪の蓄積を阻止する


低糖で、精製度が低い炭水化物、食物繊維の豊富な食事と組み合わせたウェイトトレーニング、プログラムを通して筋肉をつけることが、筋肉をインスリンに対してより敏感にする最もはやい方法です。

筋肉がインスリンに対して敏感になると、それと比例するように脂肪細胞はそれほど敏感ではなくなります。

これは、シーソーに例えることができます。筋肉のついた脂肪の少ない体をつくる以外に、筋肉をインスリンに対してより敏感にする方法が他にもあります。

忘れないでください。筋肉をインスリンに対してより敏感にすれば、引き締まった体が手に入れやすくなり、逆に、筋肉が敏感でないために多くのインスリンが分泌されると、脂肪が蓄積されやすくなります。

微量ミネラルであるクロミウム、それにオメガ3脂肪酸というサプルメントの形や脂肪の多い魚(サケ、サバ、マグロ、イワシ、ニシンなど)に含まれるフィッシュオイル、自然の食物、特に野菜やオートムギに含まれる食物繊維により、筋肉をインスリンに対して敏感にすることができるのです。

筋肉がインスリンに対して敏感になれば、それほど多くのインスリンがつくられなくてもよくなります。インスリンの値が低めなら、余分なグルコースは、筋肉や肝臓に蓄えられやすくなるでしょう。

それらがすでに一杯でない場合です。筋肉や肝臓の貯蔵庫がすでに一杯な場合は、炭水化物は脂肪として蓄えられます。
 
  • 理論と実践で100%成功するダイエット ダイエットは科学だ!
    2008年10月10日第2刷発行
    著者:クリス・アセー卜
    発行者:橋本雄一
    発行所:(株)体育とスポーツ出版社


[ 理論と実践で100%成功するダイエット ダイエットは科学だ! ]

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