栄養のバランスも大事!
ニオイの問題は非常にデリケート。女性は男性に直接指摘できないうえ、ニオイが臭いというだけでもその人を嫌いになる可能性が高い。女性が嫌悪する汗の臭いや加齢臭は、30歳を目安に発生。毎日身体を清潔にしているからといって他人事ではない。
気づいていないかもしれないが、女性は男性よりもニオイに敏感。特にタンパク質やプロテインを多く摂取する筋トレ仲間には、悩みがつきものだろう。「プロテインを飲みだしてから体臭が気になるようになった」という。
効果的に栄養を摂取していても、体が臭くなったのでは、モテるはずがモテなくなってしまいます。タンパク質の摂取量が増えると、腸内で悪玉菌が増えやすくなり臭いのあるガスの量が増えます。腸内で発生したガスの一部は血液の中に溶けて体内を循環するので、それが口臭・体臭の原因になるというわけです。
タンパク質を増やし、炭水化物を減らしたことによって体臭がきつくなる場合もあります。これは、エネルギー源にしている炭水化物が無いと、体が炭水化物の代わりにタンパク質や脂肪をエネルギーにして、その時に「ケトン体」という物質が臭うからです。
プロテインによる体臭が気になる場合には、まず腸内環境を改善することを心掛けるといいでしょう。やはり、前回の頭皮と同じく、栄養のバランスが大事ということでしょう。
ニオイ改善には保湿も大事!
そして、体を清潔にすれば、臭いも気にならなくなるだろうと、特に男性は体を洗浄するときに、ゴシゴシと強く洗いがち。体に必要な皮脂が取り除かれると肌が乾燥しやすくなり、肌の水分蒸発とともに体内の老廃物のニオイなどが同時に放出されます。
ですので、ボディソープなどには「ヒアルロン酸Na」を含む保湿成分のあるものを選ぶといいでしょう。腋臭の方や強い体臭にお困りの方は、柿渋エキスや脱臭効果のある植物エキス「クマザサ葉エキス」「チャ葉エキス」「オウゴン根エキス」「シャクヤク根エキス」「ユーカリ葉エキス」などが配合されたもので、悪臭を徹底的にブロックし、女性に好かれる清潔感ある体を目指しましょう。
香水は体だけでなくハンカチやカバンなどの小物にも!
人間に効果のある香りとは、「ヒトフェロモン」を配合した香水。化学合成のフェロモンや、動物性フェロモンを香料にした香水が販売されているが、人間にはまったく効果がないといわれています。
フェロモンの香りは人間の鼻の鋤鼻器が感じ取れる香りで、フェロモンの香りとは本来無臭。フェロモンの香りだと思っていた香水は、動物性「ムスク」や、爽やかな「柑橘系」の香りであることが多い。
海外に比べると、日本は男が香水をつける習慣や伝統がないために、知識や種類がまだまだ少ないのが実情です。香水は使い方次第で、好印象にも悪印象にもなる諸刃の刃。ときには香水の使用がNGのシーンも存在するので、正しい香水の知識を身につけたい。
パルファン→オーデパルファン→トワレ→オードトワレ→コロン→オーデコロンといった順に、香りの濃度と継続時間が下降します。
男性用の香りの系統は、柑橘系の「シトラス」をはじめ、オークモスなどを基調に柑橘系の香りをブレンドした渋めの香りの「シプレ」、シプレの香りにフローラルなどの甘さを加えた「フゼア」、ムスクなどの動物性香料にスパイシーさをプラスしたセクシーな印象が特長の「オリエンタル」の4種類の系統が主流。
人気はムスク系の香りだが、自分の好きな香りを選択するのも一つの手だが、他人から受ける印象を気にして香水を選ぶのも手段。雰囲気に合わせて控えめな香りを選ぶのも得策。
同じ香水でも、その人の体臭、気温や湿度などで香りは変化する。付ける部位の体温が高ければ香りは強くなり、一方で、体温が低いと控えめに香る。状況や場面に応じてのつけ方も大事で、日常のビジネスシーンでは強い香りを漂わせることを避けたい。
汗やタバコのニオイをケアする程度に、「シプレ」や「フゼア」の香りを下半身に1プッシュしてさりげなく香らせる。さりげなく香るための方法として、香りを高めるために、手首やひじの内側など、体温の高い部位に吹きかけるのが基本。
腹、膝の裏、下半身い吹きかけ、ほんのり香らせますが、付け過ぎには要注意。1プッシュでOK。袖が長い服は香りをソフトにする効果もあります。また、耳の後ろは直射日光も当たりにくく、香りを長持ちさせることができます。
より、モテる男になるために、オフなどの休日では「オリエンタル」の香りで遊ぶのも一興。体でなく、ハンカチやカバン、本、スカーフの隅など小物にまとうのもテクニックです。是非、体だけでなく、香りにも気を遣ってみましょう。